PitchSim
Physics-based Simulator

あなたの球を、
物理で可視化する

PitchSim(ピッチシミュ)

球速・回転数・スピン軸を入力するだけ。
3Dで軌道がリアルタイムに動く。

物理モデルに基づくシミュレーターです。誤差については物理の話をご覧ください。

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PARAMETERSリアルタイム変化
球速・回転数・Tilt・ジャイロ成分の4パラメータをスライダーで操作。動かすたびに3D軌道がリアルタイムで更新される。
STATSStatcast互換表示
横変化・縦変化・終速・ホップ成分をStatcastと同じ定義で表示。cm/inを同時表示してStatcastとの照合が簡単。
2D VIEW投手視点
ピッチャー方向から見た2Dビュー。ストレート・スイーパー・シュートの着弾点の違いが一目でわかる。
3D VIEW捕手視点
捕手の目線で球の着弾点を確認。複数球種のゾーン内外の違いが一画面で比較できる。
3D VIEW軌道モード
ピッチャーから飛んでくる複数球種の軌道を立体的に表示。ドラッグで自由に視点を回転させながら確認できる。
使い方
パラメータを触ると
何が変わる?
4つのパラメータが球の軌道を決める。触れば触るほど、球の物理が見えてくる。
球速
速い球は変化が小さく、遅い球は大きく曲がる
Magnus力は球速に比例して大きくなるが、速い球は飛行時間が短いため変化量は小さくなる。球速と変化量はトレードオフ。カーブが遅いのに大きく曲がるのはこのため。
縦変化: 155km/h → 24.8cm 130km/h → 27.7cm
回転数 (rpm)
回転が多いほど軌道は曲がる
rpm=0はナックルボール的な直線落下。2500rpmを超えると変化量が大きく増える。
rpm 1000 → 2500ホップ約3倍
回転軸(Tilt)
軸の向きで変化の方向が決まる
Statcast準拠の捕手視点時計表示。12:00=バックスピン(ホップ)、6:00=トップスピン(沈む)、9:00=スイーパー方向。
9:00(270°)スイーパー方向
ジャイロ成分
螺旋成分でMagnus力が落ちる
0°は純粋なバックスピン(Magnus力最大)。増やすほどActive Spinが下がり変化量が減少。90°でほぼ変化ゼロ。
gyro 0° → 45°Active Spin 100%→71%
球種ガイド
11球種のプリセットを
用意しました
選ぶだけで典型的な軌道を再現。そこから自分の球に近づけていく。
右投げ・左投げどちらにも対応。回転軸は自動で鏡像反転されます。
※ 以下の回転軸・時刻表記は右投げ(捕手視点)での値です。
ストレート
4-Seam Fastball
12:00 / gyro 11°
バックスピン・伸び感
ツーシーム
2-Seam Fastball
12:40 / gyro 20°
腕側に沈む
チェンジアップ
Changeup
12:50 / gyro 15°
球速差で沈む
カーブ
Curveball
7:40 / gyro 11°
縦横に大きく曲がる
スライダー
Slider
7:50 / gyro 40°
鋭く縦横に曲がる
ジャイロSL
Gyro Slider
9:00 / gyro 75°
変化ほぼゼロ・落ちる
スイーパー
Sweeper
9:00 / gyro 19°
大きく横に曲がる
シュート
Shoot
3:00 / gyro 15°
内角へ曲がる
スプリット
Split Finger
5:50 / gyro 80°
鋭く落下
フォーク
Forkball
6:00 / gyro 85°
急落下
ナックル
Knuckleball
ほぼ無回転・ランダム変化。触ってみると面白さがわかる。
JUDGEMENT
2つの判定モードで
ストライクを検証する
PitchSimはABSと公式ルールの2つの判定基準を搭載。同じ投球でも判定が変わるケースをリアルタイムで可視化できる。
ABS(自動判定システム)
MLB ABS Challenge準拠。ホームベース前面の2D平面上で、ボール中心がゾーン境界からボール半径(3.7cm)以内ならストライク。MLBで導入が進んでいる新しい判定方式。
公式ルール(3D判定)
ルールブック準拠の立体判定。ホームベース上空の五角柱(ストライクゾーン)をボールが1点でも通過すればストライク。急変化球がベース手前でゾーンをかすめるケースも拾える。
⚠️ 判定が分かれる時
ABSと公式で結果が異なる場合、JUDGEMENTパネルに警告が表示される。大きく曲がる変化球(カーブ・スイーパー)でよく発生する。両モードを切り替えながら同じ投球を比較してみてください。
Statcast 連携
Statcastの数字を
3Dで体感する
Baseball Savantで見た数字をそのままPitchSimに入力できる。「なぜあれだけ曲がるのか」が3Dで見えてくる。
ダルビッシュ有 2025 スイーパー
球速82.8 mph = 133.3 km/h
回転数2745 rpm
回転軸 (Tilt)8:30 (C)255°
ジャイロ成分65 ° = Active Spin 42%
※ Statcastの回転軸には2種類あります。

Spin-Based: 回転の向きから算出した純粋な軸。PitchSimのTiltはこちらに対応。

Observed: 実際の変化量から逆算した見た目の軸。縫い目効果(SSW(Seam-Shifted Wake))を含む。

より精度よく再現するには、Spin-BasedとObservedの間の値を試してみてください。
物理の話
正直に言います。
誤差はあります。
完璧なシミュレーターは存在しない。でも、誤差の理由がわかれば、パラメータを探る面白さが生まれる。
🎯
Nathanモデルに基づいて設計
イリノイ大学Alan Nathan教授の野球物理モデル(2008)をベースに実装。縦の変化量は主要球種でNathan理論値と±15%以内で一致。
✓ 物理的妥当性を確認済み
📐
縦の変化量はStatcastと±3in以内
MLB実測データにキャリブレーション済み。4-Seam・カーブ・シンカーはStatcast MLB平均と2in以内で一致。
✓ 5/7球種でStatcastと一致
⚠️
誤差の主な要因
① gyro角はStatcastに非公開で推定値
縫い目による非対称乱流(SSW)には非対応
③ リリースポイントは固定値
スライダー・スイーパーは誤差大きめ
🔬
SSWとは何か
Seam-Shifted Wake(SSW)とは、縫い目の向きによって空気の流れが非対称に剥離し、Magnus力以外の横方向の力が生じる現象。ダルビッシュ有・佐々木朗希型の急変スライダーの主因とされている。現在も物理モデルが完成しておらず、Alan Nathan自身が「モデル化が最も難しい要素」と述べている。PitchSimも将来のアップデートで対応予定。
🔍
だからこそ、探る面白さがある
「なぜStatcastと数字が違うのか?」を考えながらgyroや回転軸を調整すると、その球種の物理が理解できる。答えを見るより、答えを探すツール。
STATSが「−」になるケースについて
以下の場合、該当項目が「−」で表示されます。

地面着弾:ボールがホームベースに届く前に地面に落ちた場合。全STATSが「−」になります。

ベースライン地面着弾:本球はプレートに届いているが、「スピンなし基準軌道」が地面に落ちる速度域では、ホップ成分が計算できないため「−」になります。Magnus力があってこそ届く球速、という意味で物理的に正しい動作です。

ナックルボール:ランダム外乱モデルのため変化量が不定です。終速のみ表示されます。
投球モデル
球速に応じて
投球角度が変わる
低速球ほど上向きに、高速球ほど下向きに投げ出すことでゾーンに届かせます。PitchSimはこれを再現するため、球速帯ごとに投球角度を自動調整します。
90〜99 km/h 上向き −4.5°
120〜129 km/h わずかに上向き −0.25°
140〜149 km/h わずかに下向き +0.5°
150 km/h 以上 下向き +1.5°
※ 角度はターゲット到達のための投射角に加算される補正値。球種によりさらに±1°の補正を加える。
シミュレーション設定値
計算に使っている
物理的な数値
PitchSimは以下の固定値をベースに軌道を計算しています。
投手・マウンド
リリース高さ2.054 m
投球距離18.44 m
打者・ストライクゾーン
打者身長(デフォルト)1.80 m
ゾーン上端0.963 m (身長×53.5%)
ゾーン下端0.486 m (身長×27%)
ゾーン幅0.435 m (MLB公式)
打者目線マウンドから 18.24 m
ホームベース周辺
ダート円半径3.96 m

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